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淋病もクラミジアも初期症状が出るまで時間がかかる?

2019年07月07日
薬を飲んでいる男性

性行為が原因となって感染する性感染症には複数の種類がありますが、とりわけよく知られているのは淋病とクラミジアです。
両者に共通する特徴は、感染の原因となる細菌が単独で存在できず、必ず性行為で人から人へと感染するところにあります。
ウイルス性の感染症のように、何かを食べたことで感染することはあり得ません。
基本的に、性行為の経験がない人は感染しないのです。
逆にいえば、1回でも性行為をすれば感染の可能性が出てくるため、注意しなければなりません。

性行為をした直後に何らかの初期症状が出てくるのであれば、それほど大きな心配をせずに済みます。
初期症状が見られた時点で治療を開始すればよいのです。
ところが淋病やクラミジアの場合、細菌に潜伏期間があるため、性行為をした直後には特別な変化がありません。
かなり時間が経ってから症状が出てくる感染症なので、忘れた頃にやってくるということになります。

淋病は淋菌感染症とも呼ばれる病気です。
淋菌感染症という名称から分かるように、感染の原因は淋菌です。
もっとも多い性感染症はクラミジアですが、2番目に多いのが淋病・淋菌感染症だといわれています。
いずれも感染者が若い年代に集中しているのが特徴です。

クラミジアや淋病の初期症状が出てくるのは、既に感染している相手と性行為をした1週間後くらいからです。
相手が感染していると分かって性行為をすることは考えにくいので、通常は知らずに性行為をして感染してしまいます。
男性の場合は性器に痛みが出てくるため、感染したことに気づきやすいです。
女性の場合は特に痛みはなく、おりものに変化が見られることが多いため、なかなか気づけないことがあります。

初期症状が出てきた段階で本格的な治療を始めれば、それほど深刻な症状にはつながらないことが多いです。
しかし痛みなどが軽いからといって放置してしまうと、激しい痛みや腹膜炎などの合併症につながりかねないため注意しなければなりません。

クラミジアと淋病の潜伏期間に違いはある?

クラミジアも淋病も、感染源となる細菌に潜伏期間がある点が共通しています。
潜伏期間というとウイルスの場合を思い浮かべる人が多いのですが、細菌にも潜伏期間があることに注意が必要です。
クラミジアと淋病はともに感染者が特に多い性感染症で、潜伏期間も同じくらいだろうと思われていますが、実際には違いがあります。

潜伏期間が短めなのは淋病です。
ただし、男性であれば2日間から7日間程度とされていて分かりやすいのですが、女性の場合は潜伏期間を特定することができません。
なぜ男女で大きく異なるのかというと、具体的な症状の出やすさが関係しています。
男性は痛みがあって簡単に気づくことができるのですが、女性は初期症状が全く出ないケースも多々あるのです。
したがって、性行為をする機会がある女性は日頃からおりものの状態を注意深く確認することが望ましいといえます。

クラミジアの場合は潜伏期間が1週間から3週間程度です。
淋病とは異なり、男性でも女性でも同じくらいの潜伏期間となっています。
ただし初期症状の程度には個人差があり、気づきにくい人もいることに注意が必要です。

淋病やクラミジアに感染した場合、薬を用いた治療を行うのが基本となります。
早い段階で治療を始めれば薬の効果が出やすいです。
性感染症の治療ではジスロマック・クラビット・レボフロキサシンがい多く用いられます。
ジスロマック・クラビット・レボフロキサシンのいずれを用いる場合でも、医師の判断に従うことが大切です。

正しく服用しないと効果が期待できないどころか、副作用のリスクがあります。
たとえば頭痛・めまい・下痢などの副作用が出ることが多いです。
期待できる効果が強い薬だからこそ、副作用に細心の注意を払わなければなりません。